おまけ）宝くじとの付き合い方

結論を書いた後なので、おまけ第二弾です。

私にとって宝くじは「夢を買うもの」という認識です。

そんな私の貧乏どん底期は、宝くじはどうしていたのか。

結構買っていました。

おまけに、よく当たったのです。

特に貧乏絶頂期は、なぜか宝くじはとてもよく当たりました。

一番の大当たりは、１０万円の当選です。

その宝くじを買ったのは、まさしく貧乏絶頂期でした。

そんな貧乏絶頂期に３０００円買っちゃったのですよ、宝くじ。

買った当時は、買ってとても後悔しました。

なぜ、なけなしのお金で宝くじなんかを買ったのだ！って。

だけど、これが１０万円になったのですよ。

それから、なんとなく宝くじが買いたくなったら買う

それで、数年ハズレ無しでした。千円から１万円の当選でしたけどね。

少なくても宝くじを買って損をすることは無かった。

ところが、貧乏絶頂期の時の宝くじは外しませんでしたが

すこし生活に余裕が出来てからの宝くじは、だいたい外すようになりました（笑）

そう、世間一般の宝くじと同じ感覚です。

本当に必要なお金はちゃんと与えられる。

今の自分に必要の無いお金だから当たらない

そう思うと納得の結果であり、自分がちゃんとどん底生活から抜け出したのだと実感させてくれます。

じゃあ、今は買わないのかというと買います。

実際、去年は宝くじのついでにかったスクラッチが１万円あたりましたしね。

なんだかんだと、こういう引きは強いのです。

そして、自分は「宝くじに当たりやすい」という思い込みは

宝くじを本当に楽しくさせてくれます。

正確には、宝くじを買って当選番号を知るまでの妄想が楽しいのです。

それはもう、当選してもいないのに

あれこれ買ったり心配したりの妄想が尽きないのです。

貧乏絶頂期はそれこそ今よりもっと引きが強かったので

当選金でどうしようかを真剣に考えていました。

そして、その妄想タイムは本当に楽しいのですよ。

現実を一時忘れさせてくれるので。

現実逃避で間違い無いのですが、つらい現実に日々向き合っていると

現実逃避はたぶん必要なのです。

お金が無い現実を自分の能力や努力とは関係の無い「運」というその一点において

「あるかも！？」

まで、気持ちを引き上げてくれます。

貧乏は、気持ちが病むので、自力で気持ちを引き上げるのは大変です。

そんな時の宝くじは私にとっての有効期限付きのパワーアイテム。

夢や希望を持つことが辛い貧乏を忘れさせてくれます。

夢や希望や目標を持たなければ、なりたい自分にはなれません。

でも辛い現実が、夢や希望や目標を持たせてくれません。

だから、宝くじを買うのです。

たった、数百円。

その数百円で「なりたい自分」と向き合えます。

「貧乏」という現実は、「貧乏だから出来ない」という思考になりやすいものです。

でも、「貧乏だから出来ない」のではなく「やらないからできない」

だけど、「貧乏」はなかなかにそういう思考に持っていけないのです。

仕方のない事です。

「貧乏」の思考から抜け出せない事が、貧乏の一番苦しいところです。

貧乏の思考は本当に強固で夢も希望も全部飲み込んで

自分という存在を全否定するぐらいに自分を無力感の中に突き落とすものです。

ちょっとや、そっとのポジティブでは、どうにかなるものではありません。

だから、私は宝くじを買っていました。

当たりもしない宝くじを買う

現実をみれば、それはただの無駄遣いです。

でも、どこまでも沈んでしまう貧乏思考を一時忘れられる。

それは、自分の心を守る上で、大事な事でした。

貧乏にいきつくと、宝くじは「夢見る気持ち」を買う事ではないかと私は思います。
（2021.12.11）